年末調整をしていて感じることは、①この社員さんはなぜ複数の生命保険にかけているのか、②同じ職種・同じ年齢層で、A社とB社でなぜこうも保険加入率が違うのか、・・・と言った疑問を感じることがあります。

よくよく分析してみると、個々の会社での社員の募集方法が違っていたりします。給与面を重視したアピールをする会社、環境面を重視したアピールをする会社では、従業員の方の嗜好が異なり、前者（給与面重視）の方が、貯蓄やリスク保障などの金銭面への関心が高いようです。こうした会社ほど、年休の取得率が高く、非常にシビアな雇用条件の要求をされてきます。

後者（環境面重視）は、仕事への意欲・やりがいに関心が高い傾向があります。経営者の方は、従業員の年末調整から得られる情報にも注力してみては如何でしょうか？